スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

前期C65、エンジンOH!

043.jpg

今回は、舞鶴のI様からのエンジンフルOHのご依頼です。車両は前期C65なのですが、長年前から所有されておられるのですが、ご自身で外装等コツコツと手を入れられて乗られてきたらしいのですが、当時からエンジンの調子がイマイチだったらしく2速が入らなくなったり、アイドリングが不安定、または息継ぎ症状、電装関係の接触不良・・・ということで、長期不動保管されていたのですが、どうしてもこれを普通に走らせたい。というご要望でご相談承りました。症状としましては、あんどんカブや、初期C50、今回の前期C65、 後期C65など 縦キャブ時代の年式の車両をはじめ、その後のセンターチョーク等も含め6V、ポイント車は12VCDI車のようにキャブをOHしてチョコチョコっと整備をして修理完了!というわけにはなかなかいきません。経年劣化含め、ガソリンタック内のサビの有無、キャブレターの各部確認、機械的な点火系のチェック、電装導通チェック、から始まり以前の分解整備の経緯を観察・確認しながらの作業となります。調子よく旧車を走らそうと思うと、このあたりの項目で掘り下げての作業になってしまうことが多いのが現状です。今回の前期C65ですが、まずタペットキャップをあけてみると、オイルが真っ黒で劣化してしまってネットリとヘッド内に付着しております。ここでこの状態ですと、クラッチ周り・腰下はこれよりもひどい状態のものが多く、クラッチケース側にヘドロ状に5ミリ、1センチと沈殿してる場合もあります。I様とご相談の結果、腰下からOHすることとなりました。

049.jpg

045.jpg

050.jpg

055.jpg

058.jpg

ということで、分解作業に入っていきます。やはりネットリとした付着したオイルはクランクのベアリングにもこってりとついており、クラッチディスクもふやけておまけに以前に分解されているのかクラッチアウターカバーのネジが緩んだのか1個ない状態で、あとの2つも引っかいたような傷ができてしまってます。腰上だけでなく分解して正解です。カムチェーンローラーガイドもズルズルでオイルポンプギアも変磨耗しており、このあたりも要交換となりました。

169_convert_20140601125346.jpg

171_convert_20140601125938.jpg

184.jpg

188.jpg

190.jpg

196.jpg

200.jpg

クランクケースを割ってすべて分解して、ミッションもベタツキがひどかったためすべて分解して洗浄して組み立てました。クランク・ケースのすべてのベアリングを入替えて、オイルシール類もすべて交換、ピストンも腹の磨耗もそこそこしてたので、ピストン・リング・ステムシールと交換、クラッチプレート・ディスクも交換となりました。

211.jpg

212.jpg

エンジン中心の組み立てを終えて、点火系に入りポイントも磨耗が激しく、コンデンサー等も交換、見落としがちなフライホール内にあるスパークアドバンサーもすべて分解、OHして動作確認は正常となりました。

101.jpg

106.jpg

230.jpg

画像はないですが、キャブレターは比較的肌身もよくパッキン類も一部の交換で済みましたが、エアクリーナコネクティグチューブ(胃袋)が硬化して真ん中で分裂しており、これも接着・修復してキャブレター組み立て・取り付け完了してエンジン部分は作業終了となりました。次に灯火類の接触不良等の修理としてすべて導通チェック、ギボシ類もサビと腐りで痛みが激かったためすべてやりかえ、マイナスボディーアース不良もチェックして、ホーン修理・調整してすべての電装操作が正常になりました。

214.jpg

218.jpg

220.jpg

223.jpg

次に、リアブレーキシューが本体から外れてしまっていて交換なのですが、ハブの内側のサビでひどい状態で研磨して、洗浄組み立てをし、フロントのほうもチェックして同作業となりました。ガソリンタンクもうすサビが出ており、サビ取り作業し、ガソリンホースも交換してすべての作業は完了となりました。オイルを入れてエンジン始動・・・。静かなエンジン音でアイドリングも安定を保っております。シフトチェンジも正常に入り、クラッチ調整も完了。2日間わたって試運転をし、シャキっとしたエンジンに仕上がって、電装系も正常で街中を普通に難なく走ることが可能となりました。オイル循環チェック、キャブの漏れ、マシ締めチェックしてすべての作業が、終了となりました。

114.jpg

115.jpg

116.jpg

117.jpg

長年にわたってコツコツと外装は手を入れられていた車両なので、非常にきれいな前期C65の 車体であります。今回、ほぼレストアに近い作業内容になってしまいましたが、カブと言えど45年以上前、正確には48年前の車両を現代の交通事情の中走らそうとすると、もちろん旧車に対するクセを把握しながらいたわりも必要となりますが、きっちり整備をすれば度々トラブるエンジンではありません。そこはさすがド初期といえど横型エンジンであります。ですが、正すとこれくらいの整備は必要になる車両がほとんどといっても過言ではないと思います。修理完了のご連絡をI様にさせていただき、納車の際に試運転していただきましたが、満足していただくことができました。舞鶴の海外線を軽快に走っておられることを祈っております。このたびは、長期のお預かりでしたがどうもありがとうございました。
スポンサーサイト
プロフィール

プレスモーターサイクル

Author:プレスモーターサイクル
大阪府高槻市のカブ専門店!カブのことならおまかせ下さい!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
リンク
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。